-スパイダーマン ホームカミング - ずっと応援させてくれ、ピーター!
こんなに感情移入したヒーローは久しぶりにみた。
観ていて何が楽しいって、人並み超えた肉体があっても高校生のピーターが悩んでいるのが、「あの子が気になる」「スタークさんに認めてもらいたい」「自分はもっと活躍出来る」と私たちと一緒なのだ!
もしかしたら感情移入というよりは、後ろに張り付いて見守っている感じかもしれない。
ヴィランも素晴らしい!
ピーターの気になる"あの子"のパパ(マイケルキートン)
前作「アベンジャーズ」で宇宙人が侵略して、その宇宙人のテクノロジーの残骸を片付けている中小企業の社長なのである!
中小企業なんて悪役としてはパッとしない立ち位置なのにこの映画では恐ろしいヴィランとして成立している。
ジョン・ワッツ監督は立場や力関係が下のものから見た、”敵”の表現がピカイチである!
ライミ版やマーク・ウェブ版のスパイダーマンは事あるごとに、自分自身の力のあり方について悩んでいたが、ジョン・ワッツ版のスパイダーマンは違う。
力を自然な形で受け入れて日常生活の一部にしている。
no way homeはどうなる事やら、目が離せない。
ソーシャルネットワーク
マークザッカーバーグ
ハーバード大学 学生
現在Facebook最高責任者、あのザッカーバーグが、どのような経緯をえてFacebookを作ったかをザッカーバーグ(ジェシーアイゼンバーグ)や元共同経営者のエドワルド サベリン(アンドリューガーフィード) の目線から、何故作ったのか? 何故エドワルドがザッカーバーグを起訴しているのか? がカットバックしながらお話が進むので、全て理解するには一字一句理解しなきゃいけないのですが...
ところがどっこい!不思議なものでこの映画登場人物が喋っているだけで、何故か⁉︎面白い!
押井守監督もびっくりです笑
この映画良いシーンが沢山ありどれも印象に残っています。
女の子にふられて、静かな音楽とスタッフロールが流れながら、夜中マークが1人で学生寮に帰っていくシーンだったり、ラストのマークがふられた女の子のフェイスブックページを更新し続けるシーンなんかも印象的です。
この映画驚いたことに、ザッカーバーグ本人のインタビューをしていないだとか。
周りの関係者の取材だけで、作られているみたいです。
ザッカーバーグ本人もこの映画を観た後で「全然違う、でもサンダルはそっくりだ」と言ったらしいです。
蜜蜂と遠雷
"蜜蜂と遠雷"
「船を編む」などで有名な恩田陸さん原作を映画化
世界最高峰のピアノ大会の予選に、かつて天才と言われた、栄伝亜夜(松岡美優)。
母親の死をきっかけにピアノから離れていたが、「今回がダメならもうおしまい」との理由で出場する
そのほかに、高島明石(松坂桃李) マサル(森崎ウィン) 風間塵(鈴鹿央士)この4人が熱い戦いでお互いを刺激し合い葛藤して成長していき、コンクールの結果はどうなるのか!?....
それぞれが演奏するシーンはアクション映画を観てるのかというくらい、迫力のあるカットがいいテンポで流れるので、とてもハラハラしました。
4人共周りから天才や才能があるだなんて言われても、驕らず誰かを下に見るなんて事にはならずに。
純粋に音楽に対して真剣に取り組み、それでいてお互いをリスペクトし合う。観ていて非常に気持ちが良かった作品です。