-スパイダーマン ホームカミング - ずっと応援させてくれ、ピーター!
こんなに感情移入したヒーローは久しぶりにみた。
観ていて何が楽しいって、人並み超えた肉体があっても高校生のピーターが悩んでいるのが、「あの子が気になる」「スタークさんに認めてもらいたい」「自分はもっと活躍出来る」と私たちと一緒なのだ!
もしかしたら感情移入というよりは、後ろに張り付いて見守っている感じかもしれない。
ヴィランも素晴らしい!
ピーターの気になる"あの子"のパパ(マイケルキートン)
前作「アベンジャーズ」で宇宙人が侵略して、その宇宙人のテクノロジーの残骸を片付けている中小企業の社長なのである!
中小企業なんて悪役としてはパッとしない立ち位置なのにこの映画では恐ろしいヴィランとして成立している。
ジョン・ワッツ監督は立場や力関係が下のものから見た、”敵”の表現がピカイチである!
ライミ版やマーク・ウェブ版のスパイダーマンは事あるごとに、自分自身の力のあり方について悩んでいたが、ジョン・ワッツ版のスパイダーマンは違う。
力を自然な形で受け入れて日常生活の一部にしている。
no way homeはどうなる事やら、目が離せない。